dandeliOn cinema vol.4

Title

『台北カフェ・ストーリー』

Story

「あなたにとって 一番 大切なものは?」

 

台北で美人姉妹がカフェをオープンする。このカフェでは「物々交換」が人気に。物と物を交換するとき、実は物にまつわるストーリーも同時に交換している。そして、姉妹は価値観を変えていく。

 


夢を叶えるためOLを辞めたドゥアルと妹のチャンアルが念願のカフェを台北でオープンする。ドゥアル・カフェは、コーヒーのアロマ、手製のデザートの香りであふれている。しかし、やっと開店したものの、お客が入らない。そこで妹チャンアルが、カフェで物々交換を始めるアイデアを思いつく。様々な物が持ち込まれ、そして次のオーナーのもとへと去っていく。やがて物々交換はドゥアル・カフェの一番の魅力となっていく。そして物々交換がきっかけで出会った人たちが、心を通わせていく。

ある日、一人の男性がお店にやって来る。彼は世界35都市で集めたという35個の石鹸を持って来て、何か特別なものと交換したいという。以後、カフェに来る度に語られるそれらの石鹸のエキゾチックな物語にドゥアルの心は魅せられていく。そして、物々交換をきっかけに、姉妹の価値観が変わっていく。本当に大切なものは?台北を舞台に展開するオシャレ感覚溢れるカフェ・ストーリー。

 

 

監督は、初長編作品『ミラー・イメージ(命帯追逐)』(01)が、カンヌ映画祭監督週間出品、トリノ映画祭新人監督賞など国際的に高い評価を受けた、注目の実力派監督シアオ・ヤーチュアン(蕭雅全)。本作は彼の長編第2作目。前作に続きシアオ監督をバックアップするのは、『悲情城市』(89)でヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞、80年代の台湾ニューシネマから現在に至るまで台湾映画界を牽引する巨匠、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)。主演に、今最も旬な若手女優グイ・ルンメイと新星リン・チェンシーを迎え、しなやかに変化する女性の姿を描く。『海角七号/君想う、国境の南』に続き中孝介が劇中で歌声を披露している点も見逃せない。

 

第23 回 東京国際映画祭 アジアの風出品作品
第12 回 台北映画祭 最優秀観客賞受賞
第14 回 釡山国際映画祭 正式出品作品
第54 回 BFI ロンドン映画祭 正式招待作品
第30 回 ハワイ国際映画祭 ニュー・チャイニーズ・シネマ部門 招待作品 ほか

 

Data

原題 / 第36個故事  製作年 / 2010  製作国 / 台湾  時間 / 81分

 dandeliOn cinema vol.4

■開催日時■

1st.   2019.12.18(水) 開場 18:30 上映開始 19:00

2nd.  2019.12.20(金) 開場 18:30 上映開始 19:00

■開催場所■

dandeliOn (大阪市西区靱本町1-16-19 MAISON D'ART301)

■定員■

各回6名(※事前申込要)

■参加費■

税抜 1,000円/人 (ドリンク&菓子付)

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