コレクション: 小代焼一先窯 山口友一(熊本県)

■ 小代焼一先窯 山口友一 ■
小代焼は熊本県の小岱山麓で約400年前から焼き続けられている、熊本を代表する陶器です。伝統を受け継ぎながら、現代の生活に馴染むように新しい形や技法を模索し“伝統と現代を併せ持つ器”をコンセプトに日々作陶に励んでおります。皆様に楽しんで使っていただけると嬉しいです。

小代焼一先窯 山口友一

【陶歴】
2008年 小代焼 一先窯 父 山口耕三に師事
2011年 熊本県内の窯元にて3年間修業
2014年 熊本県 くらしの工芸展 伝統工芸館賞受賞
2015年 熊本県伝統工芸館にて初個展
現在   九州内を中心としたギャラリー・百貨店にて個展
      精力的に活動中

 

釉薬の種類について   

■青小代釉■
基本としている藁灰釉です。土の鉄分と藁の成分により青白い色を出しています。釉の厚みや温度による変化が繊細な為、難しい釉薬です。オリジナルの技法として青を引き立てるために器によって高台などを黒く染め焼き付けています。

■つぶ化粧 緑釉■
つぶ化粧を施した陶土に昔から使われている岩絵具を使用し、模様を入れたものです。藁を筆替わりに使うことにより独特な線が出ています。釉は2種類の釉薬を重ねており、深みを出しております。

つぶ化粧釉(白マット・緑釉)に関しては、お米のとぎ汁に一晩漬けた後に半日自然乾燥した後ご使用いただくと貫入の色の変化を少なくすることができます。白い釉薬なので他の釉薬より変化が目立つので気になられる方にはお勧めください。
※貫入は器の味わいですので、その変化をお楽しみいただく事もお勧めします。

■つぶ化粧 白マット釉■
原土成分のつぶを加えた白化粧土。白の中にぽつぽつと雑味を出し、釉の立体感奥行きを出しています。藁灰釉の調合や焼成方法によりのマットな質感にしております。独特のすべすべ感も特徴です。
つぶ化粧釉(白マット・緑釉)に関しては、お米のとぎ汁に一晩漬けた後に半日自然乾燥した後ご使用いただくと貫入の色の変化を少なくすることができます。白い釉薬なので他の釉薬より変化が目立つので気になられる方にはお勧めください。
※貫入は器の味わいですので、その変化をお楽しみいただく事もお勧めします。

■黒釉■
小代焼の藁灰釉に金属を入れたシャープな印象の釉薬です。伝統的な小代焼とは違った表現のオリジナルの釉薬です。十分に使い込んでいただくと、しっとりとした深みのある黒になってゆきます。※レンジ使用不可

 ■小代藁灰翠釉■
伝統的な小代焼の特徴のひとつである藁灰を基本としながら、試行錯誤の末に辿り着いた「小代藁灰翠釉」は、昨年、熊本県の工芸展で県知事賞を受賞した作品。
⁡荒々しく豪快な印象の刷毛目模様とうつわの中心で繊細かつ優しさを感じさせる藁灰釉が共存している様は、つくり手本人の人柄にも通じるものがあるかも知れません。

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