こんにちは、KEISUKE.です。
今回は、兵庫県篠山市の丹波焼 雅峰窯さんを訪ねて、私、人生初の電動ろくろでの陶芸体験をしてきました!
まずは、丹波焼のご紹介です。
丹波焼は、瀬戸・常滑・信楽・備前・越前と並ぶ、日本遺産にも認定された日本六古窯のひとつであり、平安時代末期から鎌倉時代の初めに始まったとされています。現在、約60軒の窯元が工房を構えています。
雅峰窯さんは、「鎬(しのぎ)」などの伝統を守りながらも、洋食の多い現代の食卓に合う『食事を美味しく』『心を豊かにする』丹波の和陶器を、4代目の市野秀之さんとお二人のご子息、健太さん・大輔さんの3人で作陶されています。
雅峰窯さんでは、「電動ろくろ」・「タタラ(土の板)つくり」・「手びねり」・「絵付け」の4種類の陶芸体験を選ぶことが出来ます。今回、私は「電動ろくろ」を選択しました。
お茶碗や鉢、湯呑など、自分がつくるものを決めたら、練習で1品作ってみます。「脇を締める」「親指をクロスさせると手が安定する」など、市野さんの丁寧な指導を受けながら、形づくっていきます。
ここでひとつ、トリビア!
全く考えたことがなかったのですが、丹波焼は古来、ろくろの回転を左回転(反時計回り)で形成していくのだそうで、これは、多くの焼き物の産地が右回転で挽いているなかでは、大変珍しいのだそう。ただし最近では、若手のつくり手さん達は学校に通って陶芸を学ぶので、その際に右回転でろくろを挽くことを学ぶそう。雅峰窯さんでも息子さん達は右回転でろくろを挽くのだそうです。
そんなこんなで、市野さんからのヘルプも受けながら、1つめの作品のフリーカップが出来てきましたよ~。はじめてにしては、なかなかの出来栄えでしょ⁉ これで練習は終了~。
つづいて本番は...、
土を広げていきます...、
広げて広げて、カレー皿を作っていきます。もうこの頃には、にわか職人気分です(苦笑)。そして、出来上がったのが...、
こちら!向かって左側の2つが私の作品。右側の2つが妻の作品です。2つのうちの良く出来たほう1つを選んで焼いてもらうか、追加料金を払って、2つとも焼いてもらうことも出来ます。
あとは、釉薬のサンプルから色を選べば、約1ヶ月程度で焼き上がり、郵送で自宅まで送っていただけます!
私も妻もはじめての体験でしたが、市野さんの丁寧な指導とヘルプがあるので安心して作れますし、思った以上の出来上がりに、自分の才能を勘違いしていましそうです!(笑)
終わったあとは、ギャラリーでわくわくするような雅峰窯さんの作品を見たり、
登り窯や作業場を見せていただいたり、
これが、丹波焼の特徴である「鎬(しのぎ)」を生み出している、手づくりのかんな。鎬の担当は、奥様だそうです⁉
そして、これがかんなで削って出たけずりかす。これがまたびっくりするくらいに綺麗に削れていました!
この日は本当に天気が良く、桜も綺麗に咲いていました。丹波焼の里のどかな風景は、日々忙しく働いているみなさんを、きっと癒してくれる場所だと思います。
そんな丹波焼の里(兵庫県篠山市今田町)では、ゴールデンウィークの5月3日・4日・5日に「丹波焼の里 春ものがたり」というイベントが開催されます。期間中は、全長47mの現存する丹波焼最古の登り窯に24時間体制で薪をくべて焼成する春ものがたり限定イベントもあるそうです。
また、今回訪れた雅峰窯は、初の親子展を京都で開催されます。
会期 | 2018年4月21日(土) ~ 5月6日(日) ※会期中は無休 |
時間 | 12:00~ 18:00 |
入場 | 無料 |
会場 | 紅椿 それいゆ(京都市中京区千本通四条上る) |
アクセス | 京都市営地下鉄東西線・JR嵯峨野線『二条駅』より徒歩約8分 |
今回伺った際にも、この個展に向けての作品の制作真っ最中でした!是非、足を運んで下さい!
☆今回ご紹介したつくり手☆
雅峰窯 |
住所:兵庫県篠山市今田町上立杭355 |
TEL:079-597-2107 FAX:079-597-3407 |
HP:http://www.gahougama.com/ |
雅峰窯さんのうつわは、DANDELIONでも取り扱っています。WEBサイトやイベント出店時に是非ご覧下さい。
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