「民藝」との出会い

前回からのつづきです。

 

柳宗悦氏の「民藝」の思想に私が最初に触れたのは、地元・熊本にある「熊本国際民藝館」を訪れた時でした。(平成28年4月の熊本地震で被災し休館していましたが、復旧工事も終わり、ちょうど今日、平成30年2月10日に開館予定とのことです。※HPより)

ちなみに、写真は東京 駒場の日本民藝館の写真です。

 

 

 ここで出会ったのが以下の言葉です。

 

 

『日夜の暮らしに役立つよう又、よい材料で親切に作られ、永く保つ物ー名もない民衆の間に産まれ、民衆の間ではたらくー民衆的工藝品。このような物に、おのづから美が宿る、用即美。美しい暮しをこのようなものと共に在る。』

 

 

 これは私たち「人」にも言えるのではないでしょうか?

 

 

会社や組織、家庭においても、地味で目立たない仕事があると思いますが、それはなくてはならない仕事です。それを日々こつこつとやっている人がいるからこそ会社や組織、家庭が円滑にまわっていく。地味で目立たないが、そこに価値を見出していく。そして、尊敬し感謝をして暮らしていく。

 

ひとりひとりがこのような目を持つことで、今の世の中がずいぶんと豊かな暮らしになるような気がします。

 

 

大正・昭和初期と現在では「暮らし」の中身も様変わりし、いわゆる暮らしに役立つ日用品も求められるものが違ってきていると思います。しかし、そこに「美」=「価値」を見出していく必要性は変わらないと思います。

 

私自身もまだまだ勉強中の身ですが、今の世の中の「用の美」・「用即美」を探しもとめて、みなさまへ提案することで、彩りのある豊かな暮らしを届けていければと思っています。

 

2回に渡って長々と話しましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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