
2026年最初のイベントは、年明け恒例の「酒器展」です。開催まで1ヶ月を切りましたので、お知らせを。
「 俺の酒器 - 俺のうつわ展 vol.10 - 」
「俺のうつわ展」とは、“持つ物にこだわりたい”、“カタチから入りたい”といった30代~50代の心理をくすぐるようなモノを、ふだんの生活の中にあるいくつかのシーンを想定し、そのイメージに沿って作られたうつわを「俺のうつわ」として愉しんでいただく企画展。
第10弾のテーマは「酒器」
毎年この時期恒例の企画展となっています「俺の酒器」。8軒の窯元・つくり手が参加しての開催。そして、前回の『俺のうつわ展』からは女性作家にも参加しており、今回のカップ展も1名参加予定です。
多様性の時代を迎えた今、「俺」という一人称の概念も、男性に限られるものではなくなってきています。また、「かわいいもの」や「かっこいいもの」といった嗜好も、性別に関係なく自由に楽しむ世の中となりました。この企画展も、こうした時代の流れに合わせて、少しずつ進化・発展させていければと考えております。
【 俺の酒器 - 俺のうつわ展 vol.10 - 】
✺参加作家✺(五十音順)
市野太郎・井銅心平・大串真司・尾西宏紀
小代焼中平窯・丹波焼雅峰窯・戸川雅尊・松平彩子 etc.
✺会期予定✺
2026.1.9 [金] 〜 1.24 [土]
✺営業時間✺
平日 12:00 - 19:00 土日祝 12:00 - 17:00
✺会期中の店休日✺
1/12・13・19・20
✺場所✺
dandeliOn
大阪市西区阿波座1-2-15
~~~ 参加作家の紹介 ~~~
■ 市野太郎(丹波源右衛門窯)■
丹波焼の伝統を受け継ぎながら、水玉や縞模様などのモダンで愛らしい紋様を取り入れ、現代の生活に馴染む「うつわのある暮らし」をテーマに作陶しています。
→ 市野太郎(丹波源右衛門窯)のインスタグラム @tanbayaki_genuemongama
■ 井銅心平(萩見窯)■
佐賀県唐津の隆太窯・中里太亀氏に師事。その後、熊本へ帰郷し窯を構える。
三島・焼き締め・刷毛目など、「陶器と暮らす。食を愉しむ。」をテーマにつくられるそのうつわは、派手にならず、料理を引き立てるようなうつわで、多くの料理人か好まれ選ばれています。
→ 井銅心平(萩見窯)のインスタグラム @hagimigama
■ 大串真司 ■
有田焼の窯元「惣次郎窯」の大串真司さん。轆轤(ロクロ)技術の原点である丸物をいろいろな変化により楽しんでいただくうつわと、有田焼の特色を十分に生かした手作り手描きの伝統技術のなかにも、現代の感覚を取り入れた染付の美しさが魅力です。
→ 大串真司のインスタグラム @masashi19760530
■ 尾西宏紀 ■
奈良時代、平城京の瓦など寺社仏閣の器造りの風土があり、江戸時代には郡山藩の御用窯として庇護を受け、茶陶としても名を広めた奈良の伝統的な焼き物、赤膚焼。「奈良絵」と呼ばれる素朴な絵付けが特徴です。その赤膚焼窯元のひとつ香柏窯で作陶している尾西宏紀さん。昨秋の花器展での初めてのご紹介に引き続き、本酒器展でも楽しみにしている作家です。
→ 尾西宏紀のインスタグラム @onishi.h0243
■ 西川智成(小代焼中平窯)■
熊本の小代焼中平窯 西川智成さん。小代焼の伝統的な技術や技法を活かしながら、つくり手の人柄が現れた素朴で優しい作品をを作っています。
→小代焼中平窯のインスタグラム @shodaiyaki_nakaderagama
■ 丹波焼雅峰窯 ■
丹波焼は日本遺産にも認定された「日本六古窯」のひとつに数えられ、また、民藝の里でもあります。 雅峰窯は1890年から兵庫県丹波篠山にて丹波焼を作り続け、現在は親子三人のつくり手で鎬(しのぎ)などの伝統技法と歴史を守りながら、現代の生活空間に合う彩り豊かなうつわをつくっています。
→ 丹波焼雅峰窯のインスタグラム @gahougama
■ 戸川雅尊 ■
■ 松平彩子 ■
昨秋の花器展にて初めて当店でご紹介した松平彩子さん。でも、知り合ったのはdandeliOnがオープンして1年半くらいした頃。とても優しい感じのうつわを作られており、酒器も花器と同様に個人的にかなり好みです。上品にお酒を呑みたいと思わせる松平さんの作品が届くのが楽しみです!
→ 松平彩子のインスタグラム @ayako.matsudaira